文章検ってどんな試験?文章力検定で仕事力をUPさせよう
こんにちは!もえです。
あなたは文章検って知っていますか?
もしかしたら、会社で文章検を受けるよう言われて調べているでしょうか?
この記事では、文章検こと「文章読解・作成能力検定」の概要及び試験内容、勉強方法について考察しまとめています!
文章検ってどんな試験なの?
難易度はどれくらい?
どんな勉強したら良い?
といった疑問に答えていきます。ぜひ参考にしてくださいね!
文章検ってなに?
文章検とは、「文章読解・作成能力検定」の通称です。
こちらの検定は日本漢字能力検定協会が実施しています。あの漢検を実施している協会ですね!
協会では文章検の目的を以下のように定めています。
【文章検】は論理の流れがはっきりしている、わかりやすい文章を書けるようになることを目的としている検定です。【文章検】に取り組むことで、自分の伝えたいことが相手にしっかり伝わる文章が知らず知らずのうちに書けるようになります。
これって、学生だけでなく社会人でも必要なスキルだと思いませんか?
文章検のウェブページを見て「あ、これは学生向けの検定かな・・・?」と私は思ってしまったのですが、目的や出題内容を見て私たち社会人も勉強すべきことだと確信しました。
☆公式サイト 文章読解・作成能力検定
次の試験日と申込日は?
文章読解・作成能力検定は、団体受験と個人受験があります。
会社などで10名以上の団体で受験する場合は団体受験として試験が受けられます!
団体受験の試験日は、冬場に集中していますが年に6回ほどあります。
団体受験の直近の試験日はこちらです。
試験日:2018年8月21日(火)
申込日:2018年4月1日(日)~2018年7月23日(月)
これまで団体受験のみの検定でしたが、2018年2月の検定日から個人受験が可能になりました。
個人受験の試験日は年に1回のみ。計画的に準備する必要があります!
個人受験の直近の試験日はこちらです。毎年2月に行われることになりそう。
試験日:2019年2月3日(日)
申込日:2018年11月1日(木)~2019年1月4日(金)
文章検の合格基準とレベル
検定を受ける上で気になるのが、
「何級を受けたらいいんだろう?」「合格率はどれくらい?」
といったことですよね。順に見ていきます!
文章検の各級レベルは?
文章読解・作成能力検定は、4級から2級までの4段階に級が分かれています。
すべて同じ時間に試験開始となるため、併願受験はできません。
各級のレベルについて公式ページを確認すると、3級は「高校での活動のために~」と記載、2級は「社会人として求められる~」と記載されています。
つまり、級別のざっくりした対象者はこうなると推測できます。
2級:社会人
準2級:大学生
3級:高校生
4級:中学生
合格基準と合格率は?
どの級でも200点満点で採点されます。このうち70%程度を合格基準としています。
200点満点中140点以上とれれば合格するということですね。
また合格率については公開されていません。参考として漢字検定の合格率を見ると、級が上がるごとに難しくなっています。
2級の合格率はおそらく2~3割程度ではないでしょうか?少なくとも数時間の勉強で簡単に合格できる検定ではないですね!
試験の出題内容は?
文章検の試験問題は、基礎力・読解力・作成力の大きく3項目から出題されます。
過去問をやみくもにときまくるのも良いですが、せっかく受験するなら検定がどの部分を重視して点数をつけているのか?を理解した上で学習を進めましょう!
受験目標を”合格”に置くか”仕事力UP”に置くかであなたの今後の人生に及ぼす影響が変わってきますよ!
では、社会人向けの2級の内容について見ていきます。
基礎力
基礎力として、語彙と文法についての知識が問われます。
公式ページには以下のように記載されています。
語彙:漢検2級程度の語句・慣用表現の意味が理解でき、文脈や意味に応じた語句・慣用表現を選別できること。
文法:表現において、文法的な違いが果たす意味・役割を理解できること。
注目なのは「漢検2級程度の語句・慣用表現の意味が理解でき~」という文言。
上でも少し触れましたが、漢検2級は高校卒業・大学・一般レベルで合格率約20%の試験です。
文章検の対策とあわせて漢検2級程度の知識の学習も必要になるということですね。
7割とれれば合格なので、この部分を捨てるという対策もあると思います。しかしこれはあくまで基礎力として問われている部分になります。試験全体の解答力に関わってくるでしょう。ここを疎かにしてしまうことはおすすめできません。
読解力
読解力として、文章の理解力・資料の分析力・文章の構成力が問われます。
意味内容:段落や文章の要旨を理解できること、及び、筆者の意図を理解できること。
資料分析:資料から読み取れる事実をもとに、考えを整理できること。
文章構成:文章構成を把握し、筆者のねらいが理解できること。
作成力
作成力としては、文章の構成力・正しい表現力・総合的な文章作成力が問われます。
構成:文章の目的に適した材料を選んで、それを効果的な構成に配列できること。
表現:効果的な表現法を使えること。文法的・意味的に正しい文を書けること。敬語を正しく使えること。表記や文体に配慮できること。
総合:文章を読んで、課題を読み取り、「事実の報告」、「意見」、「意見の正しさの論証」、「異なる意見をあげて反論する」の四つの部分によって、論説文を作成できること。さまざまな通信文を、与えられた条件のもとで書けること。
文章検の勉強法は?
文章検の試験内容が分かったところで、どんな勉強方法をとれば合格できるか考察していきます!
文章検が推奨する勉強法とそれを踏まえたおすすめ勉強法をご紹介します。
文章検の推奨勉強法
まずは文章検公式サイトで推奨されている文章力向上の方法を見ていきます。
・本文から見出しを要約する
・文章やデータの要約文を作成する
・文章構成のルールを理解する
・他者意見への反論を考察する
・題材に応じて自分の意見をまとめる
以上のことが具体的な例として挙げられています。
たしかにこれらのトレーニングを行えば、文章力が鍛えられることが想像できますね。しかし具体的にどういったことを行えばいいのでしょうか?
これらを踏まえて、やるべき勉強法を2つにわけてご紹介します!
①公式テキストと問題集、過去問題集をやりこむ
試験内容に合わせた勉強は避けて通れません。
まずは協会公式テキスト、問題集、過去問をやりこみましょう。
公式テキスト、とっても安価でおすすめです!
勉強法は、山口真由さんの7回読み勉強法がおすすめです!
②文章術関連の本を読む
①だけでも合格はできるかもしれません。けれどせっかく受験するので、文章力向上のために普段の生活でも取り組んでみませんか?
そのために特におすすめの本はこちらです。
大人のための国語ゼミ
この本は、大人の国語力を上げることを目的に書かれています。
数ページごとに問題が配置されていて、まるで”問題集の読み物”のようです。
特に要約文の作り方と反論方法にはかなりのページが割かれています。
まるで文章検対策のために書かれたのでは?と思ってしまうほど、推奨勉強法を網羅する内容となっています。一読の価値ありですよ!
ちなみに私の読書感想はこちらです。
日々の生活でも磨ける
その他にも、日々のニュースに対する自分の意見を文章にしてみたり、TVのコメンテーターの意見に対する反論を考えてみたりするだけでも鍛えられていくのではないでしょうか?
取り組んでみると意外にも難しく感じると思います。ぜひ根気強く取り組んでみてくださいね。
まとめ
以上、文章検こと文章読解・作成能力検定についてのまとめでした!いかがでしたでしょうか?
文章検はその学習を通してあなたの全体的な仕事力を上げられる、社会人必見の検定です。
ぜひ受験を検討してみてくださいね!
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